プラモデルを色々作っていると、穴を開ける必要が出てきたりします。そういうときに使うのがピンバイスと呼ばれる模型用のドリル。
穴を開ける以外にもモールドを作ったり、パーツを付けるときのガイドにするのに凹みを作るのにも使ったりと、手元にあると地味に便利な道具です。
ピンバイスは各模型ツールメーカーが出しているので、種類も色々あります。
初めて買うときは少し迷うかもしれません。
そこで今回は、初めて買う人向けに選ぶポイントやおすすめしたいピンバイスを紹介します。
「ピンバイス」で検索すると、持ち手部分だけの物とドリル刃を含めた物の2つが出てきます。どちらも正解だと思いますが、説明するときに曖昧になりそうなので、ここからは基本的に「持ち手」をピンバイスと呼び、ドリルは「ドリル刃」と表記します。
ただ、説明上ドリル刃も含めたものも「ピンバイス」と表記するところがありますので、前後の文章からどちらを表しているのかを理解していただければと思います。
最初に買うならドリル刃固定式
模型で使う穴を開ける道具には、ドリル刃を取り替えられるタイプと、持ち手とドリル刃が一体型の固定式があります。
ドリル刃を交換できるタイプは、色々な口径のドリル刃を装着できるものがほとんどです。ドリル刃は別売りで様々なサイズの刃を入手することが可能です。
一体型のタイプは一番使われるであろう口径がセットになっています。
が、Amazonで調べると一体型はクレオスから出ている物しかないみたいなんですね。
結論から言うと、最初に買うならこの一体型がおすすめ。
理由は、
- 刃を入れ替えるのがけっこう面倒
- 最初はこの5種類のサイズで十分
- ピンバイス(持ち手)はドリル以外にも使い道がある
1.刃の入れ替えが面倒
一番の理由がこれ。
例えば、1ミリのドリル刃を使った後に、3ミリを使おうというときにいちいち刃をはずさないといけない。
この刃の入れ替えという作業が結構面倒だし、作業がいちいち中断するのでモチベーションの低下につながったりします。
片付けるときも刃を取り外してしまうということが必要なので地味に面倒です。
また、これはドリル刃を購入するときの注意点でもあるのですが、物によってはピンバイスと接続する軸の口径が、ドリルの口径と同じタイプがあります。
どういうことかというと、ドリル刃の太さによってピンバイスと接続する軸の太さが変わります。

写真左はドリルではなく、ゴッドハンドスピンブレードという彫刻刀ですが、ゴッドハンドからは接続口径固定のドリルも発売されています。
赤枠で囲った所がピンバイスと接続する部分で、左側は太さが同じですが、右側はドリル刃の太さに合わせて接続口径が変わっています。

様々な口径に対応したピンバイスの場合、写真のようにドリル刃の軸の太さに合わせて4つのチャックがあります。そして、使わないチャックは丸で囲まれたところに収納できるようになっています。
で、ドリル刃の軸の太さがバラバラな場合(さっきの写真の右側)、この4つのチャックのどれが合うのかいちいち探さないといけないわけです。
ふみまろこれがすごく面倒で煩わしい。
僕の場合一番使うのが、1ミリのドリルなのですが、たまに3ミリを使うときもあって、その度にこの中から合うのを探すわけです。
この作業をしなくてよいのが固定式のピンバイスなのです。
じゃあ最初に軸の太さの口径が固定のドリル刃を買えばいいんじゃないか、と考えるわけですが、この軸の太さはメーカーによって様々です。
なので、このサイズに固定っていうのはできないのが難しい所。
最初は5種類で十分
いきなり改造をガンガンするのでなければ、1ミリ~3ミリのドリルがあれば基本的に十分です。
ガンプラであれば、モールド作りに1ミリや1.5ミリ、軸受けのちょっとした改造には3ミリとか。カーモデルでも最近のキットは穴あけは必要ないし、仮に必要でも1ミリ以上あれば大体なんとかなります。
模型ツール大手のクレオスが出してるので、ほとんどの作業は5種類のサイズがあれば大体はカバーできるってことだと思いますね。
ピンバイスの使用用途
ピンバイスは、ドリル刃を取り付けて穴を開ける道具だけでなく、スジ彫り、彫刻刀、ナイフなど他のツールにも使えるんですね。
たとえば、スジボリ用ツールとしてメジャーなクレオスのラインチゼル。
色々なサイズが出ており、値段もお手頃で初心者だけでなく上級者も使っている信頼の製品です。
このクレオスのラインチゼルは口径が2ミリです。
また、ファンテックからでているスジ彫りカーバイトの口径は3ミリちょっと。
ピンバイスがあればこれらを一つで使い回すことが可能で、これ一個あれば何でも出来そうですが、そうするといざドリルを使おうとしたときにいちいち取り替えないといけない。
ピンバイスは取り付けられるツールが多い分、作業中に何度もこの取り替えという行為を行う必要が出てきます。
一体型のドリルがあればこれを回避することができるわけです。
ちなみに、ラインチゼルやスジ彫りカーバイトは、100均で売っている道具で持ち手を代用できます。


まとめ
持ち手一体型のドリルを買うべき3つの理由はこちら
- 刃を入れ替えるのがけっこう面倒
- 最初はこの5種類のサイズで十分
- ピンバイス(持ち手)はドリル以外にも使い道がある
穴を開けるという作業はドリル以外に代用できないので、初心者でも早い段階で買っておいても損はありません。
ガンプラなんかでは時々、はめこむと後で取り外せないような構造のものが出てくるですよね。
塗装するときにそれがネックになるのですが、多くの場合事前に裏側に穴を開けておくと、後でそこから細い真鍮線やクリップなどを入れて取り外すことが可能です。
中・上級者になればより使用頻度も上がるでしょうから無駄になることはありません。そして、使用頻度が上がれば刃の交換が煩わしくなるわけです。
何よりもピンバイス(持ち手)一個買うお値段で、5本のドリルを買えるのは非常にコスパが良いです。
最近はとにかく色々な模型ツールがあって、最初に何を買うべきかまよいますよね。
まずは、ニッパーとナイフ。これは必須。
よりキレイ仕上げたいなら、ヤスリと塗装道具。
大体これだけあればなんとかなるもんです。
そう、今回紹介したドリルってこうやって見ると優先度高くないんですよね。なくても、プラモはできちゃう。
でも、色々プラモ作ってきて、ドリルはニッパー・ナイフと同時に買っても全然問題ないなって。
むしろ同時に買ったほうがいいくらい。
穴あけられるってだけで、結構やれることの幅がすごく広がります。
簡単な改造から、リカバリーまで。というか、無いとできないことの方が多いですね。
なので、ぜひまだ持っていない方はドリルセットおすすめです。
















コメント