昨年の10月に楽天モバイルを契約して1年無料を使っています。それからおよそ7か月ほどたちました。楽天の基地局もかなり整備されてきました。
そこで、7か月前と比較してつながり具合や混雑時の回線速度、メインで使えるのかというあたりをレビューしていきたいと思います。
ただ、基地局設置にかなりの地域差があるので、そのあたりを加味していただければ幸いです。
以前の記事はこちら
メインで使えるか
結論としては、東京、神奈川、大阪、愛知などの大都市圏ならメインで使えます。
今月から楽天モバイル回線をメインで使うようにしました。1か月ほどメイン利用しましたが、特に不便を感じませんでした。
むしろお昼時間帯でも速度が速くなって、前より快適になった感じです。
建物の中がつながりにくいといわれていますが、今の所そういう不便もありませんね。
ただ、電波の強さに不安定なところがあるようで家の中でもアンテナが1つになったり、4つになったりしています。
東京は山間部を除いて、楽天モバイル圏内のはずですが、アプリで見るとパートナー回線の通信容量が少し減っているので、どこかでパートナー回線につながっていたようです。
今は緊急事態宣言下ということもあり、都外にはでていないのですが、どうやら完全にはカバーできていない所もあるようです。
楽天回線エリア
大都市圏は広く「面」でカバーされている印象ですが、その他の地方都市と言われる地域では「点」で存在し、そこを離れると楽天の回線ではなくなってしまう状況です。
例えば、福島県でみると、郡山、福島、会津若松、いわきといった都市周辺は楽天回線がカバーされていますが、それぞれの都市を結ぶ地域は今だパートナー回線の地域となっています。
頻繁に移動するような人だと、特に地方では楽天回線につながったり、パートナー回線につながったりという状況になるのではないでしょうか。
パートナー回線は高速データ容量が5GBまでの制限があったり、混んでる時間帯は速度が落ちたりと不便なところがあるのでメイン使いには厳しい人もいるのではないでしょうか。
通信速度
平日のお昼12時台に回線速度を測ってみました。他の日も測りましたが、平均して15Mbpsくらいは出ていました。この速度なら問題ないのではないでしょうか。
ちなみに、僕が契約している格安シムのマイネオ(au回線)は、お昼時間帯は1Mbpsを切ることもあります。
但し、計測したのが緊急事態宣言下ですので、通常時はもう少し遅くなるかもしれません。
今後の不安要素とまとめ
楽天モバイルをめぐる今後の不安について
一つ目は、楽天モバイル事業の赤字垂れ流しが楽天全体にどう影響するのかという点。
楽天ゴールドカードの改悪が話題になりましたが、楽天経済圏はポイントについて、最近色々と改悪が行われており、モバイル事業の赤字の影響が出始めているのではないかと感じています。
特に、モバイル事業開始時には想定していなかったであろう、3キャリアの格安プラン導入は楽天モバイルの黒字化への青写真をぶっ壊してしまったのではないでしょうか。
続いて、中国資本流入により米国が楽天を警戒という点
4月に、中国企業のテンセントが楽天の株式を取得して大株主になったことで、日米両政府が楽天を監視するいうニュースがありました。
これもモバイル事業の赤字の影響で、増資をして資金を確保したわけですが、中国と激しく対立しているアメリカが警戒しているという事で今後何らかの制約を課されれば楽天全体があぶなくなるかもしれません。
最後が、元ソフトバンク社員の情報漏洩による逮捕の影響。
元社員が持って行ったの情報は基地局に関するものだったそうですが、楽天はデータは楽天社内にあるが、このデータは使っていないと主張していますね。(本当にそんなことがあるのだろうか・・)
しかし、ソフトバンクはこの件について損害賠償の請求への裁判を準備をしているようです。
すぐにどうなるというわけでは無いですが、今後基地局設置の計画に影響がでてくる可能性はあるかもしれません。
まとめ
大都市圏内であれば、十分メインで使えるレベルになりました。今の所お昼時間帯でも速度が遅すぎることもありませんでした。
電波が強くなったり弱くなったりすることがあるので、そういうところで通信がおそくなる可能性はあるかもしれません。今の所圏外になったことはありません。
以上、楽天モバイルについてでした。条件が合う人は契約も検討してはいかかでしょうか。
他社に対抗して、1GBまでは無料になりました。3GBでも1000円ちょっとです。お試しに使ってみるのも良いかも。
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