Rakuten UN-LIMIT は使えるのか。2か月使ってみて。

結論:楽天回線としてはつかえませんでした。(2020年12月)

歯に物が挟まったような結論を先に書いてしまいましたが、まずRakuten UN-LIMIT とは何なのかを簡単に説明した後、なぜこの結論に至ったのかを述べていきます。

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目次

Rakuten UN-LIMIT とは?

Rakuten UN-LIMITは第4のキャリアとして参入した楽天モバイルの料金プランです。テレビやYouTubeでしつこくCMを流していて、一時期CMがうるさい!とネット上で話題になったこともありますね。

4G通信が月額2980円でデータ使い放題(現在は5Gも含む)という破格の料金プランです。そして、さらにすごいのは、300万名限定で、1年間この2980円が無料となるキャンペーンをしているという事です。さらにさらに、現在、指定のスマホを買うと2万以上のポイントをもらえて、実質無料でスマホ本体が入手出来てしまいます。

キャンペーン内容は時間とともに変わっているので契約するときはしっかり確認しましょう。また、ポイントを受けるにはいくつかの条件があるので、それも確認しておきましょう。

と、ここまで聞くと使わない手はないと思うくらいのキャンペーン(実際私はそう思って契約しました)をやっているわけですが、本当に使えるかどうかが大事なところです(すでに結論書いてますが)。

契約から現在まで

契約と端末設定

私が契約したのが10月の初旬くらい、OPPO A5 2020の端末を購入しました。ポイントは事務手数料3000円分プラス端末購入分の23000円分がつくというものでした。
OPPO A5 2020は端末代金20019円なのでちょっとだけポイントがプラスになる予定です。

端末とSIMは大体1週間後に届きました。設定はSIMを差し込んで、スマホを起動したら指示に従っていくだけなので難しくはありません。

あとは、Rakuten Linkアプリをインストールして終了です。
ちなみに、ポイントを取得するにはRakuten Linkアプリを使うことが条件に入っているので、必ずインストールしましょう。

一応、契約前に自宅が楽天回線の範囲かどうかを調べたのですが、10月段階ではぎりぎり楽天回線の範囲内でした。

楽天回線にはつながらず

ネットにはつながりましたが、Rakuten Linkアプリで利用状況を確認すると、パートナー回線のデータ利用量がふえていました。ということは、楽天回線でにはつながっていないという事。残念ながら、自宅では楽天回線にはつながりませんでした。

後で知ったことですが、楽天から提供されているサービスエリア情報は結構アバウトで、エリア内とされていても普通に繋がらないらしいです。

残念ながら楽天回線にはつながりませんでしたが、一応パートナー回線が利用できるので問題はないかなと思っていました。
自分はメインで使っているスマホがあるので、OPPO A5 2020を少しいじったら、まだガラケーを使っている親にあげてスマホを体験させてあげようかなと考えていました。

そして・・・サービス終了?

楽天モバイルは2020年10月22日から東京都と大阪府、奈良県の一部地域で、KDDIとのローミング(相互乗り入れ)を打ち切り始めた、との情報。この時は、そうなのかという程度に聞いていましたが、ツイッターではつながらなくなったとのツイートがちらほら。

中には新宿の一部でもつながらなくなったというのもありました。新宿でつながらないというのは正直通信インフラとしては致命的ではないでしょうか。

私は、11月になって、電池の減りが早いなと感じたのでよく見るとモバイル通信がつながっていないのに気づきました。この時になってようやくローミング終了の意味を知りました。どうやら自宅近辺はモバイル通信が不可ということで、ほぼサービス終了となってしましました。

自分にはメインのスマホがあるので、このまま楽天回線が整備されるまで待とうかとも思ったのですが、一応楽天のお問い合わせフォームに繋がらない旨記載しておきました。

楽天から連絡

お問い合わせフォームに記載後数日して、楽天モバイルからメールが来ました。調査のために、事象発生種別、事象発生日時、事象発生以前は楽天回線に接続されていたか、等について記載して返信してほしいとのことでした。
翌日には回答がありました。

本事象につきましては、お客様のご申告住所はパートナー回線のローミング接続はオフにはなっておりませんでしたが、
楽天回線が掴みづらく、お客様にご迷惑をおかけしている状況を踏まえ
docomo回線にてご利用いただける弊社の製品を、楽天回線の拡大・改善までの代替機としてお送りさせていただきたく存じます。
返却時期及び返却方法につきましては、別途ご連絡させていただきます。
ご希望を以下選択肢よりご選択いただき返信に記載いただけますと幸いでございます。
1,代替え機(HUAWEI P30Lite)
※SIMカードが端末に挿入された状態で配送しております。
※SIMカードのみの貸与は行っておりません。
※代替え機使用時、料金は発生いたしません。(破損、紛失時は本文下部に記載ある窓口へご連絡ください)
2,不要(別途ご要望)
なお、代替え機の送付にあたり本人確認として楽天モバイルにご登録いただきました、
「住所、氏名、生年月日、登録メールアドレス」をお伺いできますでしょうか。

この対応はかなり驚きましたね。正直回線拡大まで待ってほしいくらいの返答が来るだろうと思っていたので、代替機にdocomoシム付きを貸与してくれるとは予想外でした。

料金に関しては、今回のキャンペーンが無料ということなので当然と言えば当然ですが、全国どこでもつながるdocomo回線だとこちらのほうが断然良いですね。家での使用でもWIFIなしで使えちゃいます。

本来は楽天回線を試す目的で契約したので、本末転倒の感は否めませんが、楽天の本気度も伝わってきたし、新しいスマホを触ってみたかったので、ありがたく借りることにしました。

それから1週間ほどで、代替機が郵送されてきました。すでに、シムが差してあるので、電源オンですぐに使えました。

後で調べたら、代替機の貸与の対応は全国で行われているわけではなくローミング終了とされた東京、大阪、奈良の地域限定のようです。また、この地域でもすべてがその対象となるかは不明です。
つながらないという事で困っている方はとりあえずお問い合わせフォームへ記入することをお勧めします。

総評

これが現在までの一連の流れで、楽天回線はまだまだつながりづらいということです。

2020年12月3日現在では、エリアマップを確認すると、私の自宅周辺100メートルは完全に楽天回線圏内に入りました。10月段階では来年の春頃だった地域ですが、おそらくは前倒しで整備を進めているものと思われます。
楽天回線で契約したOPPOのスマホは、繋がるようにはなりましたが、非常に電波が弱いです。切断している時間もかなりあります。エリアは拡大しているようですが、まだまだ貧弱で非常に繋がりづらいようです。メイン回線に使うにはかなり場所を選びますね。

もう一つの注意点は、キャンペーンによるポイント付与がかなり遅いという事です。
ポイントアプリで確認したところ、「獲得予定ポイント」のところに、本キャンペーンのポイントについての記載がありました。それによると、ポイントは開通確認ができてから2~3か月後の進呈とありました。
ポイントは翌月にもらえるわけではないので、そのあたりも考慮に入れて契約を検討するようにしましょう。

12月3日にdocomoが料金の値下げについて発表した記事が掲載されました。これによると、データ20ギガで2980円という料金設定で、さらに、従来のプランの料金の値下げも今月中に発表があるそうです。

これによって楽天は新規顧客の獲得が非常に厳しくなりそうです。データ使用量では無制限である楽天が上ですが、あくまでそれは回線につながっての話。現状では回線につながりづらいので、この無制限を利用できる人は非常に限られている状況です。

これに対して今後楽天も何らかのアクションがあるかもしれませんので、注視する必要がありそうです。


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