HGUCキュベレイの素組みが完成しました。
今回も、特にシールも貼って無いのでカメラ部分は少し寂しいですが、ご容赦ください。
AMX-004キュベレイは、旧ジオン公国軍のニュータイプ専用モビルアーマー(MA)MAN-08エルメスの小型化をコンセプトとしてアクシズが開発したニュータイプ専用試作MSである。
キュベレイの開発における最大の問題が、サイコミュ・システムとそれによって操作される遠隔攻撃端末(エルメスの「ビット兵器」)の小型化であった。
アクシズで研究がすすめられた結果、MSに搭載可能なサイズへのダウンサイジングに成功。同時に遠隔攻撃端末も、内部機構の見直しやエネルギーCAP技術などによって「ファンネル」として実用化された。
高い完成度を誇るキュベレイだったがその特殊な仕様のためバリエーションはほとんど存在しない。しかし、本機で確立されたシステムは、これ以降開発されるニュータイプ専用機に大きな影響を与えた。(説明書より一部抜粋)
キュベレイ:PHOTOレビュー
立ち姿
大きな肩のバインダーと長い指、曲線の多いデザインでありながら鋭角なところも織り交ぜているにもかかわらず破綻のないフォルムは非常に魅力的。
他のMSなら背面に大きなバックパックやスラスター、バーニアがある物ですが、キュベレイにはそういうものが一切ありません。
兵器であるMSなら攻撃力や機動性を重視するものですが、キュベレイに関しては見た目の方に重点を置いている感じがします。
側面から。
横から見ると、方、腕、脚が大きいのがよくわかります。
正面から。
ハンドパーツの下部分にビームサーベル兼用のビームガンが収納されています。
アニメで戦闘シーンを見たときは手からビーム打っているように見えましたが、こんな所にビームガンが隠されているんですね。
飛行形態
後ろやや下方面から。バーニアのようなものはまったくありません。説明書によると肩のバインダーがメイン出力となっているようです。
ファンネルコンテナのアップ。10個のファンネルを収納しています。
HGUCのヤクト・ドーガのように個別に飾れるような構造にはなっていません。収納しているだけ。
アクションベースへの接続は、3ミリ穴で行います。個人的にはこの方が安定している気がしますね。
足裏のモールドも結構細かく施されています。そして、つま先も可動。
首は上に引っ張るとここまで上げることができます。
このおかげで、飛行形態のポージングも違和感なくできますね。
普段は胴体内部に収まっています。
左右にはほとんど動きません。
バインダーはここまで稼働させることも可能。実際にはこんな格好はさせませんけどね。
武器装備
ビームサーベルはハンドガンと兼用。2つあるので、二刀流も可能。
写真矢印の部分で接続されているためサーベルはかなりしっかりと保持できます。しかもハンドパーツを分解しないでもたせられるのが好ポイントです。
ビームサーベルの持ち手は写真のように出っ張りがあります。これは手首収納時に手首部分にはめ込むための物ですが、これをうまく活用しています。
ちょっとわかりづらいですが、グーのハンドパーツは写真の丸部分にビームサーベルをはめ込むための切り欠きがあり、ここにビームサーベルの出っ張りを差し込めるようになっています。これでがっちりホールドされるので抜けることはありません。
この構造結構いいなと感じましたが、その後のキットには受け継がれなかったのは残念です。
二刀流にするとビーム兵器はなくなる?
まぁファンネルがあるから問題ないんですかね~
総評・感想
キュベレイは、「機動戦士Zガンダム」と「機動戦士ZZガンダム」に出てくるMSで、ファンネルという兵器を使ったオールレンジ攻撃が特徴の機体。
「機動戦士Zガンダム」ではジ・オと百式と戦ったり、後ろから壁際に押さえつけてきた百式の腕と脚をファンネルでピンポイントに破壊したり、終始性能の高さを見せていた印象です。
それでいて、ビームライフルやシールドなどをもたず、優美なフォルムのデザインで他のMSと一線を画しており、人気があるのもうなずける気がします。
キットの特徴
今回作ったキュベレイは、ナンバリングが195なのでリバイブ版です。ナンバリング10番台でも発売されているのでそれと比較できれば、ガンプラの進化もわかって面白いと思います。
キュベレイは武器類がサーベルとファンネルだけで、組立は基本的に本体のみ。これを損したととらえるか武器を作らなくて楽だと考えるかはあなた次第(笑)
可動はHGとしては普通。
但し、合わせ目が結構あります。目立つところでは胴体、腕、肩。あと頭部の側面も説明書の完成写真だと見えないので、合わせ目箇所として良いと思います。
塗装に関しては、バインダーの裏側はピンクで塗る必要があります。また、長い頭部の裏側もグレーで塗る必要があります。バインダーの前と後ろについている穴のようなモールドもピンクに塗ったほうが良いみたいです。
肩のバインダーや、膝、腰のホワイトのパーツにあるピンクやブルーの部分は、それぞれ裏側から別パーツをはめ込んで作られています。
この部分はすき間がほとんど出ないような精密さで作られているので、塗装する際はこの部分を前もって少しヤスっておかないと塗料の厚みでかなりきつくなる可能性があります。下手をするとせっかく塗った塗料が剥がれるかもしれません。
2022年8月現在もガンプラの品薄は続いていますが、それでも以前よりは少しずつ出回り始めている感じがします。HGUCのキットを全く見なかった家電量販店のプラモ売り場にもいくつか在庫がありました。また、棚いっぱいにガンプラが並ぶ日が来ること期待したいです。
今回はHGUCキュベレイのレビューでした。それでは、また。
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