2025年最初のキットRGガンダムVer2.0完成しました。
今回は、デカールを貼ったり仕上げのクリアー吹いたりと手を加えたので、少し時間がかかってしまいました。
発売日は2024年8月。定価3850円。RGのナンバリングは40。
■モビルスーツの建造を追体験できる、セミモノコック構造をイメージした最新設計の内部フレーム。
■オリジナルデザインへの回帰を果たす関節構造は、可動軸の再解釈により「関節に見える部分がきちんと曲がる」新構造を採用。
■脚部は「白兵戦用MSガンダム」を再考証し、可動した際にも人間に近いアウトラインを描くよう、複合フレームによる関節を採用。
■接合部やパーツ裏など、外からは見えない部分にもディテールを彫刻。目立つ取り付け穴を排除し、デザインと一体化させた隙のない設計となっている。
■複雑なカラーの頭部は成形色による色分けで徹底再現。ツインアイ / メインカメラ / マガジンドラム / 頬のダクトなど細部に至るまでディテールを追加している。
■機構からの裏づけを反映させたパネルラインは、機能ブロックごとに分割。実際の分割ラインをイメージして設計している。
■最新解釈と原点回帰を融合させた外観デザインは、細かなディテールを追加するだけでなく、各パーツのエッジや曲面といった大本の造形にも配慮。本体のホワイトを2トーンの成形色で構成することで立体としての情報量(≒陰影)を存分に演出。
■コア・ファイターはコア・ブロックへの変形が可能。航空機形態のプロポーション再現はもちろん、コンパクトなコア・ブロック内に新開発の補助関節ギミックを内蔵し、ガンダムの自由なポージングの実現にも寄与。
■RGオリジナルのギミックとして、コクピットを覆う胸部装甲が上下に開閉する機構を採用。
(バンダイホビーサイトより)

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RGガンダムVer2.0(素組み):PHOTO

フレーム部分のグレーやバックパック部分はランナー時に塗装しました。それ以外は未塗装です。


ほぼ素組み状態でもかなりの情報量です。
フレームパーツも見えなくなる所もとにかく細かいモールドがいっぱい。一切手抜きはない作りという感じです。

やはり武器とシールドをもたせた姿が一番映えますね。



バズーカを左に持たせることもできますし、シールドは背中にマウントできます。

わかりづらいですが、シールドは背中に上からスライドして装着します。

Ver1.0と並べてみました。
Ver1.0を塗装した時はデカールを貼らなくても十分すぎるほどの情報量だと思ったものですが、Ver2.0と並べるとなんだかのっぺりしている感じがします。


まったく別のMSと思えるくらいデザインが違います。特に脚部のスネのところは太さもだいぶ違います。
あと、頭の大きさもVer2.0はだいぶ小さいですね。単体で見たときは全然わかりませんでしたが、並べるとよくわかります。
頭は小さくなってるけど、脚部はほんの少し太くなっている気もします。
初めてVer2.0の完成品を見たときにだいぶマッチョだなと感じたのは、このあたりの違いからなんでしょう。

HGUCのガンダム並べてみました。やっぱりVer2.0は脚部が一番太いですね。個人的にはこれくらい太くていいと思います。HGUCはすこし細すぎかなと思っていましたし。

後ろ姿もそれぞれ違います。
メカニカル感が欲しい人は、Ver2.0。アニメのようなシンプルさが欲しい人はHGUC。その間は1.0って感じですかね~。
デカール・つや消し塗装

リアリスティックデカールを貼って、つや消しを吹きました。

致命的なミス、スミ入れを忘れました・・・




キラキラ光るホイールシールは、つや消しを吹いた後に貼り付けました(メインカメラは先に貼ってしまいました)






水転写式デカールではないので、どうしてもシールの厚みは出てしまいます。
シールの端が白くなっているのはしっかり貼れてないからですかね。綿棒で何度もならしたんですけどね。まぁでもシール貼るのは楽しかったです。






首の可動はかなり広いです。RGでもトップクラスに動くんじゃないでしょうか。知らんけど。






バズーカをもたせて構えるのはなかなか大変でした。もっときれいに肩に載せられるのかもしれませんが、自分はここが限界。


アクションベースの接続は、背中のバックパック部分と腰の2箇所に接続穴があります。使わない場合は、接続穴を回転させてみえなくできます。




ビームライフルの両手持ちをさせてみました。
左手に持たせる持ちての部分は結構可動するんですけど、やっぱりこの格好させるのは大変です。




ビームサーベルをとる格好ももちろんできます。今回はサーベルをストックしている部分も動くので。


最近の1/144のサイズのキットに付属するサーベルって、正直長すぎる気がするんですけど自分だけでしょうか。長すぎて撮影が大変。


ホント脚部はよく動きますよ。






最後にコア・ファイターと武器・シールド類です。
総評・感想
今回のRGガンダムVer2.0は最新のRGということで、どれだけすごいキットになっているか期待して作りました。
結論から言うと、昨年のνガンダムほどの驚きはなかったんですが、ファーストガンダムでこれだけのクオリティだとこれから出るであろう、後継のガンダムだとどうなるのかと恐怖すら感じましたよ(^_^;)
RGガンダムVer2.0についてデザイン、可動、他のRGとの比較という3点から色々書いてみたいと思います。
デザイン
まず、デザインですが、こちらはかなり個人によって好き嫌いがあるので、新しいから良いとは一概に言えません。
今回のVer2.0は頭部がかなり小さくなっているので、単体で見ると結構太めの印象に感じました。僕は太めのデザインが好きなので、Ver2.0のガンダムは好きな方ですね。
Ver1.0やHGUCと比べると、実はそれほど腕や脚部の太さは変わっていないのがわかります。
逆に頭が小さすぎるようにも見えてきます。単体で見るときと他のキットと並べてみたときで印象が変わるおもしろいデザインではあります。
モールドが全体的に多く、正直ちょっとうるさいと感じました。Ver1.0でも結構モールドが入っていると思っていましたが、それ以上にディテールが細かくなっています。
1/144の大きさなので、モールドはVer1.0くらいがちょうどよいかなと思いました。
可動
可動に関しては、Ver1.0とそれほど大差は無いと感じます。
可動の仕方とか関節の構造なんかはかなり違いがありますが、可動域はVer1.0時点でも十分すぎるほど動くので、「すごい!」という驚きはありませんでした。
可動のしやすさという点は、Ver2.0のほうに軍配が上がります。やはりVer1.0のアドバンスドMSジョイントはフレームが細いので破損が怖いですから。(実際折れましたし・・・)
初代ガンダムに関して言えば、エントリーグレードでもかなり動きますからね。リアルグレードなら言わずもがなという感じですね。
他のRGとの比較
それほどRGを作ったわけではないですが、あえて比較させてもらうと、あくまで僕個人の感想ですが、一番すごい!とは感じませんでした。
僕がRGシリーズで一番だと思っているのは、去年作ったνガンダムでして、こちらは作っていて非常に楽しいキットでした。
今回のキットは、フレーム部分を作るのが大変だったという印象で、特に関節部分の接続で手間取ったりして楽しくサクサクといかなかったのが自分の中で評価を落とした要因です。
Ver2.0は今までのRGであったアドバンストMSジョイントを完全に廃止して、完全フレーム構造となりました。(フレーム単体での組み立てもできる)
それが、アドバンストMSジョイントはなくなったけど、今度は自分でアドバンストMSジョイントを組み立てている感覚でした。
バンダイの変態技術アドバンストMSジョイントは、モデラーにはいまいち不評で、今回ついになくなってしまいましたが、「それならお前たちで作ってみろ!」と言わんばかりの複雑なフレーム構造は、バンダイからの挑戦状のようにも感じました。



1/144サイズでこのフレームの構造で超可動させるのはやっぱり変態技術ですわ
総評
最後にこのキットの気になった点をいくつか上げて終わりとします。
1つ目は可動部分がけっこうきつめかなと思いました。
ギシギシというほどではないけれど、ちょっと力を入れないと動かないという感じで、特に腕の可動がきつかったです。
撮影のためにグリグリ動かすのがなかなか大変でした。
今回ランナー時に塗装したので、その影響もあったかもしれませんが、可動はキツめかなと思います。まぁユルユルになるよりは全然いい。
2つ目はハンドの交換がちょっと面倒。
ハンドパーツは3つのパーツ構成になっていて、ハンドパーツ→武器→ハンドパーツ→手の甲パーツの順番で取り付けますが、甲のパーツの取り付けが少しやりづらかったです。
3つ目は説明書が見やすくなってる気がしました
いや、今までの説明書も十分見やすいんですが、今回の説明書は全体的に余白部分が多く取られているのでそれがなんとなく見やすい感じがしました。
いやースミ入れ忘れたのはホント致命的なミスでした。バンダイホビーサイトの完成画像見るとやっぱりスミ入れしてあるほうがピシっと引き締まっていてかっこよいですわ。
以上、RGガンダムVer2.0でした。
RGは塗装しなくても、つや消しクリアーをふくだけでかっこよく仕上げらるのが良いですね。
それでは、また次回。




ランナーを処分しているときに気づいたのですが、各ランナーの1番の裏側に素材の表記がありました。
こういう方法は、このRGが初めてなんでしょうかね。最新キットって買ってないのでいつからなのかわかりません。


おすすめ度:
RG(リアルグレード)ということで、細かいパーツ細かい作業も多い。また、今回はフレームからの組み立てになるので、全くの初心者にはおすすめできない。逆にVer1.0を作った人は比較に作るには面白いと思う。
約15年の時を経たRGの変化を体験できるだろう。また、すでにガンプラをいくつか作っていて初めてRGに挑戦する人にもおすすめ。ガンプラ45周年という区切りにバンダイが作り上げた最高峰のガンプラを味わえる。


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