HGUCギャプラン、2003年11月発売。ナンバリングは042。定価は2420円。
20年以上前のキットですが、箱がかなり分厚いのが印象的。値段も当時ではかなり高めのキットだったのではないかなと思います。
差し替え無しで変形できるのもすごいですね。あとは、圧倒的にでかいブースターもついています。
ギャプランの稼働領域は中/高高度を主眼としており、ブースターの使用によって圧倒的な推力を発揮する。この機体は、変形することで、モビルアーマー的な高い加速性能と対モビルスーツ用の近接戦闘能力という相反する能力を併せ持つことに成功している。
モビルアーマー形態時には、各部スラスターのベクトルが機体後方に集中し、普通のパイロットでは耐えられないG(重力加速度)が発生することが判明。そのため、テストパイロットとして耐G能力を持つ強化人間が採用されている。
(説明書・箱説明文より抜粋)

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HGUCギャプラン:PHOTO



頭部は胴体にうずもれるような独特なデザインになってますね。変形を取り入れたゆえのデザインと言ったところでしょうか。
以前作ったズサも頭部と胴体がほぼ一体になっていました。
ちなみに、Zガンダムの変形は頭部を内部に収納するような変形をします。MGではそういう構造を実際に取り入れていたので、変形は大変でした。


MS状態での武器はバインダーのビームのみ。ビームサーベルもありますが、収納ギミックはありません。
ちなみに収納場所はサイドアーマーらしい。キットでは再現されていません。


説明書を確認したら、バインダー部分に持ち手がついていて握らせることができました。あんまり意味ないような気もしますけど。

唯一ついてくる武器であるビームサーベルを持たせました。
やっぱり短いなぁ。機体が大きいのでなおさら。説明書によると、あくまでも緊急避難的な装備とのこと。

変形させてモビルアーマー状態にしました。
付属の土台に装着すると、こんな感じで上向きになります。

腕、脚を折りたたむ構造なので、だいぶコンパクトになります。
作る前はパーツをいくつか差し替えて変形するものだと思っていましたが、驚きの完全変形構造でした。
それゆえに各可動部分は、ぶらぶらする感じにはなってます。


後ろから見ると改めてバーニアの多さに驚きますね。これでもかというくらいくっついてます。

ひっくり返してみました。
正確には脚部は曲がってなくて、腰の部分が折りたたまれている構造です。だから、フロントアーマーとリアアーマーは別々にくっついていたんですね。
裏から見ることはほとんど無いでしょうけど、ところどころポリキャップが見えたり、接続用の穴が見えたりと古いキットゆえの粗さはあります。

ブースターをつけました。でかいです。
ブースターを支えるための小さな土台を使います。

ブースターの数が更に増えています(笑)
これすべてを最大出力にしたら、どれだけの重力がパイロットにかかるんでしょうか。圧死するレベルでしょうね。怖・・・それゆえに、サイコミュシステムがあるわけでもないのに扱えるのは強化人間のみ・・・

総評
古いキットで、可動やディテール部分はふるさを感じます。良くも悪くもポージングさせるというよりも、素立ちのキットを眺めて楽しむキットという印象ですね。
可動させるとポリキャップも見えるところもあるので、立たせているポーズが一番いいと思います。
改造ができるなら色々手を加えられそうなので、そういう点を楽しめるキットでもあると感じました。
改造とまではいかなくてもヤスリがけをして全体をシャープにするだけでも結構化けるんじゃないかなと思いますね。割と直線が多いので平面とかエッジを出すだけでもいいんじゃないかな。
スジボリも追加すればかなりかっこよくなりそう。
古いので、合わせ目は各所目立ちます。
合わせ目消しは大変そうです。
良いところ | 気になるところ |
---|---|
◯土台もついてる! ◯完全変形! ◯ギャプラン! | ◯迫力満点ブースター付き!△合わせ目多い △モールド少ない、単調な見た目 △可動せまい |
全塗装をする場合は、完全変形でパーツがこすれる可能性があるので、そこに注意が必要ですね。
以上HGUCギャプランのレビューでした。

おすすめ度:
古いキットなので、今見ると色々気になるところはある。が、手を加えればかなり化けそうなキットでもある。初心者よりは中上級者以上向けで、改造好きにはおもしろいかもしれない。

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