発売は2015年11月、定価1650円。ナンバリングは194。
HGUCガンダムMK-Ⅱの素組みが完成しました。
パーツ数はそれほど多くないので組立自体は結構すぐに終わります。リバイブキットだけあってシンプルな作りながら、可動範囲は広くなっています。
RX-178ガンダムMK-Ⅱは、ティターンズがフラッグシップ機として開発したMSである。
ティターンズの主導で開発がすすめられたガンダムMK-Ⅱは、「ガンダム」という名称と設計を受け継ぐことを命題としていた。そのため、地球連邦軍系の技術のみが用いられた。全身規格のムーバブル・フレームが採用されている。(説明書より一部抜粋)
1年戦争時の「ガンダム」の活躍を考えれば、ティターンズが「ガンダム」にこだわるのは当然と言えますね。
ガンダムMK-Ⅱ:PHOTO
立ち姿
RX-78ガンダムからの正当進化ともいえるフォルム。
以前MGのガンダムMK-Ⅱを作ったことがありますが、それに比べると足が小さい気がします。最近のキットにあるように、スマートさを重視したためでしょうか。
肩にあるイエローのパーツは説明書だと黒く塗ってあるので、部分塗装が必要ですね。
横から見ても実にスマートな印象。バックパックも大きすぎずバランスが取れている感じがします。
脚部のイエロー部分も内部は黒に塗装する必要があります。
腕、脚の可動範囲
関節は2重関節になっているので腕は90度以上曲がります。脚も同じく90度以上曲がるので膝立ちも可能。
腰も少し前に浮かせることができます。もう少し丁寧にポージングすれば綺麗な膝立ち姿勢になりますね。
正面から見るといい感じになっている気がします。
まさかHGUCでこの格好ができるとは!
ここまで自然に膝立ちできるとは、可動範囲はMG並み。
武器装備
ビームサーベルは2本構えることができます。
ちなみにサーベルはバックパックにくっついていますよ。結構硬めについているので外すのが少し大変。
シールドと忘れていたバルカンポッドもつけました。
ビームライフルを装備してみました。やはりこの格好が一番かっこいいかも。
ビームライフルはモナカ割のグレー一色成形ですが、説明書の完成写真だとブラックとグレーの2色に塗り分けれています。
塗装するにはマスキングなどで塗り分けが必要ですね。なかなか大変そうです。
ガンダムMK-Ⅱのもう一つの武器と言えば、ハイパーバズーカ。
グリップ部分が少し動かせるようになっているので、肩に担ぐ体勢もできます。
説明書の完成写真だとちょっと光の加減で見づらいのですが、おそらくはこちらも2色で塗装されているように見えます。
ビームライフル同様構造はモナカ割なので、マスキングなどを使っての塗り分けが必要そうです。
アクションベースへの接続は3㎜軸の穴が開いています。また、腰部のフロント、リアのパーツ部分の裏側は特にモールドなどもありませんでした。
総評・感想
HGUCガンダムMK-Ⅱは以前にも発売されており、今回のキットはいわゆるリバイブキットで可動範囲の向上と合わせ目の解消が図られているようです。
特に可動範囲は脚の動きが秀逸で、膝立ちの姿勢ができました。アクリジョンベースを使えばより動きのあるポージングもできそうです。
以前紹介したVer1.0のMGのガンダムMK-Ⅱよりも良く動くので、HGにしてMGを超えた可動範囲を実現しています。
あえて可動の不満点を言えば、肩の前後の動きに引き出し機構がないことでしょうか。これよりも古い逆シャアシリーズのキットにはあった機構ですがそれがオミットされています。
また、ハンドパーツが握り手のひとつずつしかついていないのも少し残念なところ。平手パーツは欲しかったですね。
全体としてキットのカラーは塗り分けがされていますが、HGという事もあって細かい所はすこし塗装が必要になります。
目立つところでは、イエローパーツの内部を黒くする、バーニアの内部を赤くするという所ですね。まぁこれは説明書の完成キットの塗り分けなので、スミ入れで済ませたりしてもいいと思います。
合わせ目は、腕、脚、胴体横は段落ちモールドや、パーツ分割で目立たないようになっています。
一方、武器、頭部、バックパックには合わせ目がでます。
特に頭部は目立つところでもあり、合わせ目をモールドが横切っていたり、合わせ目を消した後に顔パーツは組み込めないなど、手間と何らかの工夫が必要になってきます。
全体としては良く動くのでポージングさせるのはなかなか楽しいです。
手に入るのならば、古い方のHGUCガンダムMK-Ⅱも作ってみたいですね。可動範囲とかデザインがどれくらい変わっているのか気になります。
以上HGUCガンダムMK-Ⅱの素組みレビューでした。
おすすめ度:
リバイブ版ということもあって可動も良いし、組み立てもしやすい。
コメント