発売日は2019年8月。定価4620円。RG(リアルグレード)シリーズのナンバリングは32。
2023年の秋に模型店のセールで購入したのでかなりお得に買えたキットです。実は買ったはいいけど、RGはパーツが細かくてあまり作る気はなかったというのが正直なところ。
とはいえ、昨年も正月休みにRGシナンジュを作ったし、時間もあるし作ってみるかということで組み立てました。
結論から言えば、RGに対するイメージが変わったといってもいいくらいかなりの良キットでした。
Rx-93νガンダムは、ロンド・ベル隊のアムロ・レイ専用機として建造された機体で、設計には彼自身も参加している。歴代ガンダムタイプMS性能の平均値を算出すると共に、サイコミュやフィン・ファンネルといった新技術を導入。また、新素材である「サイコ・フレーム」をコクピットの周辺や関節部に採用したことにより機体の柔軟性と追従性が向上することとなった。
このように極めて高い基本性能とニュータイプ専用機としての特性を両立したνガンダムは、ガンダムタイプMSの集大成と言われている。(説明書より一部抜粋)
合わせ目
本体はパーツが細かく分かれているので合わせ目はまったくありませんでした。
ビームライフルにもありません。
ほぼ粗探しみたいになりますが、唯一見つけたのは、バズーカのところ。ここは上側にあってちょっと目立つかもしれません。いや、誤差みたいなものかな。
可動範囲
腕と脚の可動は完璧といえるくらいの曲がり具合です。さすがRG。
アドバンストMSジョイントではないにも関わらずここまで動くのは、構造が相当練られているんでしょうね。
頭部の可動は、首の部分が動くのに加え、首と本体が接続されている部分も可動できます。(写真だと襟で見えないホワイトパーツの部分。)
RGνガンダム:PHOTO
立ち姿
色分けもパーツ分割も細かくて何も手を入れなくてもかっこいいです。
メインカラーはホワイトだけでなくライトグレーも使われてます。
こういう色分けは他のキットのディテールアップの参考にもなりますね。
武器装備
シールドは左腕のパーツを挟んでいるだけの構造。簡単にとれそうでとれない絶妙な感じです。
でも、何回かとったりつけたりしたらゆるくなってしまいました。
νガンダムはやっぱりフィン・ファンネルがないとね。
さすがに6個のファンネルは結構重量があるので、支え無しで立たせるのはバランスを取らせる必要あり。
ファンネルには横側に接続するためのジョイントが収納されているので、それを引き出して繋げていきます。ジョイントをはめ込む穴が数か所あるので、高さを変えて接続することが可能です。
後ろ側が重くても、腰・脚それぞれの可動箇所がしっかりしているので、それほど前傾にならなくても立っていられました。まぁ、だいぶ後ろに重心引っ張られてる感はありますが。
この角度なら違和感ない感じ。
アクションベースをつかって飛行モード。
このνガンダムは、アクションベースとの接続はよくある股下接続ではありません。
前回紹介したように股下にはロック機構があるので、そこを接続箇所にはできません。そのため別パーツが用意されています。
グレーのパーツがそれで、バックパックと本体との間に接続します。
アクションベースとの接続が背中にあるので、結構安定感があります。
説明書ではアクションベース5と2に対応しているありましたが、アクションベース4でも取り付けられました。
ビームライフル、ニュー・ハイパー・バズーカは背中にマウントすることができます。
接続のためのジョイント部分は使わないときは収納できるようになっているので目立ちません。
バズーカを装備。持ちては部分が前後に可動するので、肩に担ぐことができます。
ビームサーベルを右手に、左手にバズーカを装備させることもできます。ハンドパーツは豊富ですね。
昔のRGは、ハンドパーツが指まで動くタイプをつかっていて、その指の部分がはずれて使い物にならなくなったことがありました。
このキットでは、HGUCと同じように武器をもたせるたびにパーツをバラすタイプです。面倒ですが、こっちのほうが安定感があります。
フル装備。
可動パーツ
矢印で示した箇所のパーツを引き出すことができます。
肩パーツ、コックピットハッチ、胸部のダクト部分。
フロントアーマー。
脚部パーツ。
EGと比較
エントリーグレード(EG)のνガンダムと比較してみました。
値段が4倍くらい違いますが、EGの再現度高さがすごいなと思います。
ビームライフルなんかは色分け以外かなりにている気がします。
高さはあまり変わらない気がしますが、やっぱりRGのほうがスタイリッシュな印象がします。何が違うのかな?
頭部の大きさ以外だと脚パーツが少しEGのほうが大きいのかな・・・
総評・感想
1年ぶりのRGキットとなりました。
セールで安くなっていたので購入したキットでしたが、思った以上に良いキットでした。
RGのキットはパーツ数が多い上、細かい組み立ても多くて敬遠していたのですが、このキットはそれらを含めても非常に作りやすくなっていました。
細かく分割されたパーツがピッタリと組み合わさるとすごい達成感があります。また、パーツ数が多いので完成したときの重量感がこれまた満足感を満たしてくれます。
HGUCでも逆襲のシャアシリーズのキットはかなり優秀でしたが、RGも良いキットだと思います。バンダイでも何か思い入れみたいなものがあるんでしょうかね、それともたまたま?
値段が結構高めで、HGUC作ったからもういいかなと思っていたサザビーのRGも欲しくなりました。たぶん、そのうち買うと思いますw
このRGνガンダムは、この後いったんバラしてゲート処理をします。そして水転写式デカールを貼り付けてクリアーをかけて完成させる予定です。
おすすめ度:
パーツ数は多いが、RGの中ではかなり作りやすいと感じた。ランナーからパーツを切り離してパチパチと作るプラモデルの楽しみを存分に味わうことができる。
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