【イージーペインター】アクリジョンを簡単に塗る方法

ガンプラのABS素材にも塗れる水性塗料であるアクリジョン。乾燥すればラッカー塗料を重ね塗りできたりするので、色々な可能性がありそうな塗料です。

しかし、エアブラシで使う場合、希釈を調整しないとエアブラシがつまったり、逆に薄めすぎて塗料が乾かなったりとなかなか扱いが難しい所もあります。

一応前回僕なりの綺麗な塗り方を紹介しましたが、やはりエアブラシがつまるというリスクと掃除が少々面倒なので、別の方法で塗れないか考えていました。

以前サーフェイサー用に買ったツールを思い出したので、それを使ってみることにしました。

それが、イージーペインター!

目次

イージーペインターの使い方

イージーペインター01

イージーペインターとは、ガイアノーツから発売されている簡易的な吸い上げ方式によるスプレー塗装システム

なんですが、実はこれカー用品店でも売っているもので、元々カー用品だったものをガイアノーツが模型用として販売しているようです。

僕が使っているものもカー用品店で買ったものです。ですので、正確に言うと僕の使っている物はイージーペインターではないのですが、全く同じものです。

カー用品店だと赤いパーツの部分だけ売っているので、かなり安く買えます。エア缶は家電量販店やホームセンターでも売っているエアダスターが使えます。

イージーペインター02

使い方は、まず、エアダスターの吹き出し部分を外して、イージーペインターの赤いパーツを取り付けます。

イージーペインター03

こんな感じで塗料の入ったボトルを装着して完成。あとは、スプレー缶で吹く要領で塗装できます。

イージーペインター04
イージーペインター05

ちなみに、使っているボトルは純正のものでは無いですが、キャップの大きさが13.5ミリくらいの物であれば装着できます。

純正品のスペアボトルも売っているので、合うものを探すよりも純正品を買った方が早いかもしれません。

今回このボトルを使おうと思ったのですが、以前使っていたサーフェイサーが固まっていて、洗浄しないと使えなかったので代用品を使う事にしました。

イージーペインター06

それが、こちら。ガイアノーツカラーの空き瓶。これに適度に薄めた塗料を入れます。

イージーペインター07

で、こんな感じで強引にエア缶にくっつけて使います。見た目は悪いけど問題なく使えます。

実はイージーペインターをこういう使い方している人は結構いるみたいで、猛者は紙コップをくっつけて使っているようですよ。

使い終わったら、もう一つのビンにツールクリーナーを入れて何度か吹けば簡単に洗浄できます。

使用感

イージーペインター08
今回使ったカラーはタン
イージーペインター09

写真だと伝わりにくいですが、結構いい感じに塗れました。薄めすぎなければ、強いエアで塗料が飛ぶこともないので、エアブラシで使うよりは希釈に気を使わなくてよさそうです。

ただし、スプレー塗装と同じ塗り方になるので、塗料の消費はかなり激しいですね。5パーツ塗ったのですが、エアブラシで使う感覚で塗料を用意したら全然足らなくて2回補充しました。

また、使っていると吹き出し口に塗料がたまってきて、それが飛んできてパーツについてしまいました。

吹き出し口にたまった塗料はまめにふき取ったほうが良いと感じました。

イージーペインター010

前回うまく塗れなかったベースカラーも試してみました。2回重ね塗りしました。

エアブラシで塗った時よりは良くなった気がしますが、それでもやはりまだら状になってしまいました。

またも、薄めすぎたのかもしれません。なかなか難しいです。

イージーペインター011

ベースカラーが乾いたので、別の日にアクリジョンのグレーを塗りました。

ベースカラーはまだら状になりましたが、グレーを上塗りしたらわからなくなりました。

まとめ

エアブラシではちょっと難易度が高いアクリジョンですが、イージーペインターを使うと結構簡単に塗装することができました。

準備も簡単、片付けも早く終わるし、コンプレッサーの騒音もない。電源も必要としないのでどこでも塗装ができる。となかなかいいことづくめでした。

ちなみに、僕はこれを購入した当初ガンプラのサーフェイサー用に使っていました。素組みで組み立てたものに直接吹き付けるにはちょうど良い感じでした。

ちょうどよかったのですが、やはり塗料の消費が激しいのが気になったのと、どうも自作の塗装ブースではミストが吸い切れていないようで、まわりに粉塵が積もってしまったので使うのをやめました。今回も少し周りに散っているんだろうなぁと思います。

最後にイージーペインターの良いところと悪い所をまとめておきます。

良い所
悪い所
  • 塗装の準備、片付けが簡単
  • 静か
  • 持ち運びが容易なので、どこでも塗装ができる
  • 空きボトルがあれば塗料の交換もすばやくできる
  • 大量の塗料を吹つけられる
  • 塗料の消費が激しい
  • 吹き出し口の塗料が飛ぶことがある
  • エア圧の調整はできない

工夫次第でもっと便利な使い方がありそうなツールではないかなと感じました。

初期費用もそれほどかからないので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。

それでは、また。

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